顎関節症について その1
こんにちは。治田歯科医院の治田です。
今回は最近増加している顎関節症について書きます。
口を開けるとアゴが痛かったり、「ポキッ」とか「ゴリゴリ」という雑音がなったり、口があまり大きく開けられない場合は「顎関節症」の可能性があります。
顎関節症とは、顎の関節である「顎関節」に関する疾患で、1996年に日本顎関節学会は、「顎関節症とは、顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節雑音、開口障害または顎関節運動異常を主徴候とする慢性疾患の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靭帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれる」と定義しています。
顎関節症は20~30代の女性に好発しますが、最近はストレス社会の影響からか、男性でも顎関節症を訴える人が増えてきています。
顎関節症を放置しておくと、頭痛、首筋のはり、肩こり、手のしびれ、めまい、耳鳴り、眼のつかれなどの全身的な症状へと広がっていく場合もあります。
(その2へ続く)