日本人のデンタルIQについて その1
こんにちは。治田歯科医院の医院長の治田です。今日は日本人のデンタルIQについて書いてみます。
こんなエピソードがあります。
日本の一流企業の役員の方が仕事でフランスのパリに行ったとき、たまたま歯が痛み出し、パリの歯科医院に行ったところ、「今日は予約がいっぱいなので、診ることはできません」と言われたので、「それでは明日か明後日にでも診てください」と懇願したところ、「先生は明日からバカンスで2週間ほどいません」と言われ、ムッと来て「患者が歯が痛いから診てほしいと言っているのに、この歯科医院はどういうことか!」と詰め寄ったところ、「普段、定期的にメンテナンスをしていれば突然歯が痛み出すことなどありえないです。
そんなケアーをしていない自分が悪いのに、クレームを言うのはいかがなものか」と逆に責められてしまったというのです。
確かに普段の定期的なメンテナンスをせずに、痛みなどのトラブルがあるときだけ歯科医院に行っていたその役員の方は、その意識の低さを痛感し深く反省して、帰国後きちんと歯の定期健診とメンテナンスを受けるようになったということでした。
(その2に続く)